涙の理由

先週は体育館で合同練習でした。

もちろん交流戦も行い、ジュニアカップの勢いそのままに良いプレーが出来ていました。
ところが途中、ミスが続いてからチーム全体が下を向いてしまい,そのまま総崩れ。
逆に調子が出てきた相手チームに対して流れを取り返せないまま終了。
この辺りは今後の課題ですね。
良いところ足りないところ、両方がはっきりと出た収穫ある合同練習でした。

流れが止まるきっかけとなったミス。
これは同じ子が同じミスを繰り返してしまう形でした。
何回もやり直すけど、どうしても上手くいかない。
焦りも出てきてまたミスをしてしまう。
苦しんでいるのははっきりと分かりました。

チーム全体でのフォローが出来なかったことも含めて
ミスを繰り返したことを叱りました。
理由があるミスなので、試合中でも修正できるようになって欲しいからです。

ミスをしていたのは2人。
2人とも涙目になりながら聞いていました。
泣くのをこらえている顔。
それでも涙が出そうになってしまっている顔。
それを認めないよう必死になっている。
そんな姿。

9月の大会でも同じことがありました。
散々なプレー内容だった子がボロボロと涙をこぼしていました。
もちろん叱られたあとです。

この3人、なぜ泣いていたのか。
監督に怒られたから?
言い方が酷かった?
あんな言い方ないんじゃないですかって?

監督コーチに怒られて泣くのなら、ずっと泣いてるはずです。
しかもチーム全員が。
今期ずっと泣いてる。

3人の涙、そんなつまらない理由じゃないですよね。

自分のプレーの不甲斐なさ。
それが悔しくて悔しくて涙が出てくる。
泣きたいわけじゃないのに。
それがまた悔しい。
そんな涙です。

必死だから、真剣だからこその姿。
誰よりも自分自身に腹が立つ。
とても素晴らしい姿勢。
子どもとか大人とか関係ありません。
頑張れと、心底応援したくなる瞬間です。

今期最初の大会。
なかなかひどい負け方をしました。
チーム全員を怒りました。
今のところ今期1番の説教です。

その時はこんなことありませんでした。
みんなヤベーって顔はしていますが、
終わったら特に気にする様子もなく、ケロッとしている。
少なくとも私にはそう見えました。

じゃあ泣けばいいんですか?
もちろんそんなこたーございません。
ただ一生懸命かどうか、必死かどうかなんて
子ども達はその行動でちゃんと伝えてきます。

前回のブログでも書きましたが必死だから、一生懸命だからこそ、その先があります。
本気の嬉しいと悔しい。
必死で頑張ることの楽しさを知ってほしい。

今井仲町、そんな必死の空気が出来てきました。
4月の大会から半年。
一人一人の本気がチーム全体に拡がりつつあります。

悔し涙は嬉し涙で取り返しましょう。
きっとそんな姿を見せてくれるはず。

初めてのお使いのオープニングダイジェストで早くもうるうるしてしまう
いい歳こいたおっさんを泣かしてください。

この前のジュニアカップは何とか耐えた。
でもみんなを見てると次は自信ないな。

2023/10/13