準 備

先々週は夏休み明け最初の大会でした
ひさびさの大会
久しぶりの試合です

今年度は練習試合もまったく組んでいないため、試合前の子どもたちの様子を見ていましたが
特に変わりなく、いつも通りのように見えました
練習で取り組んでいることも少しずつですが、試合でしっかり出せていました

大会は7チームで総当たり戦
何回勝とうが負けようが、きっちり6試合あります
なかなか試合経験が積めない仲町にとって、とてもいい機会です
1試合1試合、相手がどこであろうと関係なく、精いっぱいプレーしてほしいことは試合前に子どもたちに伝えました

結果は1セットもとれず、残念ではありましたが、最後の2試合くらいはだいぶ頑張ってプレーしてくれていました

ん?
大会の日はいつも言ってないか?
最後の方、良くなってたと
だから次こそ頑張ろうと
これを続けていこうなんて
いつも言ってる気がする

ここがとても気になっています
最後のほうに出来るなら、なぜ最初からやらないんだ
やらないというより出来ない

それは気持ちの準備が足りていないからじゃないかと考えています

試合前の子どもたち、いつも通りに見えたと書きました
特に緊張しているわけでもなく、テンションが上がっているようにも見えない
これから大会が始まって、自分たちの試合があるなんて思ってもいないような、そんな風にも見えてしまいます

大会は本番です
今まで取り組んできた練習の成果を発揮するための場所です
毎週ドッジボールの練習をする理由
具体的な目標なんです
試合に勝ちたい、優勝したい
そんな願いも大会があるから成り立つ話です
気分転換のイベントではありません

やはり大会がある、試合があるんだという心の準備をしてから参加させてあげたいんです
そうすれば試合をする意味、大会に参加する意味が今までとは大きく変わってくるはずです

ありがたいことに今回は大会が続いています
ぜひお子さんに伝えてください
「今度の大会、期待しているね」と
「頑張れ!」って、言葉で伝えてあげてください
直前ではなく、前日くらいにはお願いします
ガンガン言ってあげてください

ちょっと圧をかけるくらいの気持ちで構わないです

その期待を受けて、子どもたちはどう反応するか
よけいに緊張してしまうかもしれません
やたらテンションが上がってしまうかもしれない
どちらもとてもいい反応です

緊張して、いつも通りのプレーが出来ないんじゃないか
力みすぎてミスを連発したら、むしろ逆効果なんじゃないか
そんなことはありません

結果だけを求めているわけではないからです

試合前の緊張ってどういう気持ちでしょうか
おそらく試合でミスをしたくない、負けたくないなんて気持ちかもしれません
じゃあワクワクしすぎて、テンション上がりすぎてる場合は?
試合に勝ちたい、活躍したいという気持ちのはずです
どちらも根っこは一緒ですよね
これからの試合のことを考えている
準備が出来ている状態というのは、試合に気持ちが向いているということです

その状態ならきっと、試合が始まった瞬間から自分の全力を出し切れるはずです

何回か言ってますが、一生懸命プレーする
必死になってボールに食らいつく
何が何でもボールを捕って、何が何でもボールを相手に当てる
そんな姿勢が一番大事だと考えています

そんなことを5分間続けたあとに、ようやく勝ち負けが着いてきます
本気で嬉しいか
本気で悔しいか
次も勝ちたい、次こそは勝ちたいと本気で思う

子どもたちのそんな姿が見たいんです

仲町の子どもたち、みんな素直でまじめです
練習も言われたことにしっかりと取組んでくれています
だからこそ期待しましょう

ドッジボールはチームスポーツです
誰かの期待を受けて、チームのために全力を尽くす
自分がうまくいかなくても、チームメイトが助けてくれます
チームメイトがうまくいかなくても、自分のプレーで助けてあげることができます
だから、全力でいいんです
何も心配しなくていい
一人じゃないんだから

思いっきり期待してください
そしてそれを伝えてください
それは圧ではなく、支えです

次の日曜日、特別な大会にしましょう

2024/9/26